コレクション: わかむすめ(新谷酒造)

新谷酒造と「わかむすめ」の魅力

山口県山口市徳地町に位置する新谷酒造は、全国の日本酒愛好家から注目を集める小さな酒蔵です。

特に代表銘柄である「わかむすめ」は、独自の製法とこだわり抜いた酒造りによって生み出され、多くのファンに支持されています。

本記事では、新谷酒造の歴史や「わかむすめ」の魅力、そしてそのこだわりについて詳しくご紹介します。


新谷酒造の歴史

新谷酒造は昭和2年に創業し、長い歴史を持つ老舗の酒蔵です。

地域に根付いた地酒を造る酒蔵で2代目新谷末彦が新たなブランド「わかむすめ」を立ち上げました。

2代目から引き継いだわかむすめを現在は新谷義直氏と妻の文子氏の二人三脚で醸し出しています。

わかむすめは日本酒への情熱が詰まった作品です。


「わかむすめ」のブランドコンセプト


「わかむすめ」は、フルーティーで繊細な味わいを持つ日本酒として知られています。

その名の通り、若々しく透明感のある酒質が特徴で、

女性的な優しさや柔らかさを感じさせる味わいに仕上がっています。

また、「わかむすめ」という名前には、次世代へと受け継がれる日本酒文化の象徴としての想いも込められています。


「わかむすめ」のこだわり

1. 厳選された酒米

「わかむすめ」は、使用する酒米にこだわりを持っています。山田錦や五百万石、美山錦など、

日本各地の優れた酒米を厳選し、それぞれの特性を最大限に活かした酒造りを行っています。

さらに、地元山口県産の米を活用することで、地域との結びつきを大切にしています。

2. 仕込み水のこだわり

酒造りにおいて欠かせないのが仕込み水です。新谷酒造では、徳地町の清らかな地下水を使用しています。

この水は、軟水でミネラルバランスが良く、酒米の旨味を引き出すのに最適です。

仕込み水の品質が「わかむすめ」の繊細な味わいを支えています。


3. 四季醸造による少量生産

新谷酒造では、伝統的な冬の酒造りに加え、四季醸造を採用しています。年間を通じて安定した品質の日本酒を提供するため、

少量生産ながらも丁寧な管理を徹底しています。その結果、フレッシュでフルーティーな香りと、きめ細やかな味わいが実現されています。


「わかむすめ」のラインナップ

「わかむすめ」には、さまざまなバリエーションがあり、それぞれ異なる個性を持っています。

わかむすめ 純米吟醸 月草(つきくさ)

「月草」は、フルーティーな香りと優しい甘みが特徴の純米吟醸酒です。口当たりが柔らかく、軽快な後味が楽しめます。特に冷酒で飲むと、その爽やかさが際立ちます。

わかむすめ 純米大吟醸 牡丹(ぼたん)

「牡丹」は、華やかでエレガントな香りが特徴の純米大吟醸です。繊細で上品な味わいが広がり、特別な日の一杯に最適です。

わかむすめ 薄花桜(うすはなざくら)

「薄花桜」は、ほのかなにごりを持つ純米吟醸の無濾過生原酒です。爽やかでフレッシュな酸味が特徴で、春の季節にぴったりの一本です。

わかむすめ 燕子花(かきつばた)

「燕子花」は、繊細な味わいとフルーティーな香りが特徴の純米大吟醸です。食事との相性も良く、和食はもちろん、洋食にもよく合います。


「わかむすめ」の評価と受賞歴

「わかむすめ」は、その高品質な酒造りによって国内外で高い評価を受けています。

特にフランスで開催される日本酒コンクール「Kura Master」では、純米酒部門で金賞を受賞するなど、

国際的にも認められています。また、日本国内の酒コンテストでも多数の賞を受賞しており、その実力が証明されています。


「わかむすめ」の楽しみ方

「わかむすめ」は、冷酒として楽しむのがおすすめですが、

銘柄によってはぬる燗にしても美味しくいただけます。

特に、純米吟醸系の「月草」や「牡丹」は、冷やしてフルーティーな香りを楽しむのが良いでしょう。

一方で、「薄花桜」などのにごり酒は、軽く振ってから飲むことで、より豊かな風味を感じることができます。


まとめ

新谷酒造の「わかむすめ」は、少量生産ながらも品質にこだわり抜かれた日本酒です。

厳選された酒米と清らかな仕込み水、四季醸造による丁寧な製造工程が生み出す「わかむすめ」は、

全国の日本酒ファンから高い評価を受けています。今後もますます注目が集まる「わかむすめ」を、

ぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか。